北朝鮮国民も泣き崩れた「最貧母娘」の悲惨な生活実態
北朝鮮北東部の経済特区、羅先(ラソン)で40代の母親とその娘が遺体となって発見される事件が起きた。直接の死因は一酸化炭素中毒だったが、たとえ中毒事故がなかったとしても、死は免れないほど追い詰められていた。咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。
事件が起きたのは今月1日のことだ。40代女性のキムさんが、朝鮮社会主義女性同盟(女盟)が毎週土曜日に行っている生活総和(総括)に姿を見せなかった。
玄関ドアを蹴破り
障がいがあり、極貧生活を送っていた彼女は女盟の行事にあまり参加できなかった。しかし、生活総和にだけは熱心に取り組んでいた。そんなこともあり、彼女が姿を見せなかったことで異変を感じた複数の女盟メンバーが自宅を訪ねた。